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「北穂高岳」 山歩き(3)

Karasawayari 19日は、5:00の朝食後すぐ出発、5:25、往路を下山する。今日も快晴だ。穂高連峰に別れを告げ、この景色を目に焼き付ける。もう二度と来ることはないだろう。(写真1 涸沢岳を正面に、奥穂高岳と北穂高岳、涸沢槍がよく見える)Byoubuiwa

 帰り道はゆっくり野草を観察する。ミネカエデはプロペラのような種をつけている。サンカヨウ、キヌガサソウ、それにエンレイソウも果実を実らせている。サラシナショウマ、クロクモソウ、が咲いている。Udoミヤマアキノキリンソウが一番目につく。ゴゼンタチバナも数株寂しげに咲いている。 スタートから80分で6:45、本谷橋に着いた。ここで「北穂」は見納めである。

 Yokoohasi 屏風岩(写真2)を右に見ながらシラビソやコメツガの針葉樹林帯を快調に下る。ソバナやトリカブトが咲いている。ウドの花は面白い。(写真3) 川の流れる音が聞こえてくると、間もなく川原に出て、7:20、横尾岩小屋跡を通過する。そして7:50、横尾大橋を渡る。(写真4)Myoujindake

 横尾山荘まえで休憩の後、梓川に沿ってほぼ平坦な道を花を愛でながら歩く。キツリフネ、センジュガンピ、サワギク、オトギリソウ、ヤマホタルブクロ、ハンゴンソウ、キオン、オタカラコウ、メタカラコウなどの秋の花が咲いている。クサボタンの花穂が風に揺れている。9:40、明神に着く。空には薄雲が広がっている。(写真5 明神岳

 Kappabasi この先では、カニコウモリやオオバコウモリが道の両側で所どころ群生していた。花が満開のものもある。満開に出会うことは珍しい。10:18、に河童橋(写真6) に着き、10;30、上高地バスターミナルからバスに乗り、11:00、に沢渡温泉の「湯の花莊」に着いた。Ryuusimaonsen

 ここからクルマで158号線を松本へ向かう途中、新島々駅手前の梓川のほとりに建つ「竜島温泉せせらぎの湯」で汗を流した。帰路も道路はすいており、予定より早く帰宅できた。天気に恵まれた思い出に残る最高の4日間だった。(写真7)

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「北穂高岳」 山歩き(2)

Karasawakoya_2 18日、5:00からの朝食を済ませ、サブザックに荷物をつめ、北穂高岳めざして5:45、出発する。日の出とともに穂高連峰が赤く染まるモルゲンロートを撮り逃がしたのが残念。今日も快晴だ。(写真1 涸沢小屋の背後に朝日に輝く北穂高岳の双耳峰が見える)Kitahotakasawa

  涸沢小屋右手から北穂高沢に入り、左にお花畑を見ながら急な石段の道を登っていく。暫くして大岩にペンキでかかれた矢印に従い左に向きを変え、お花畑の急な斜面をジグザグに登る。(写真2 北穂高沢を登る)Kusariba

 一枚岩の露岩を越え、岩塊の斜面を直登し、左のハイマツの道に入る。ザレた斜面を登っていき、ガレ場を横切る。お花畑の斜面を通り、石屑の道を登ると、クサリ場に着く。(写真3 クサリ場)

  クサリがつけられた一枚岩を慎重に登る。小さな鉄梯子の上にまたクサリがつけられている。その上は長い鉄梯子だ。登りきると小広い「南稜の取付」に出る。素晴らしい展望が待っていた。奥穂高岳や涸沢岳がすぐ前に姿を現し、その下部に崖錐斜面が広がっている。しばし休憩して写真を撮りまくる。(写真4 奥穂高岳)(写真5 涸沢岳Okuhotakatake

 さらに岩のゴツゴツした道を登る。大きな一枚岩に打ち込まれた鉄杭を足がかりに越え、右に回りこみ、石段の道を登っていくと、クサリが架かった岩場に出る。(写真6 北穂高岳 左は南峰)

 クサリ場を越え、短い梯子を越え、岩塊斜面を登っていくと、「南稜テKarasawatakeラス」に出る。その先が「北穂分岐」で、涸沢岳や北穂高岳への縦走路と合流する。ここから右へ岩塊の道を行く。石段を登って「松涛のコル」に出て、ひと登りで「北穂高岳北峰の山頂」に飛び出た。(写真7 北穂高岳 北峰頂上 背景は槍ヶ岳)Kitahotakatake

 思っていたより広い頂上からは360度の大パノラマ、目の前に「槍ヶ岳」がドカンと見える。この感激を表す言葉を知らない。しばらくは、写真も撮らず、ぼやーっと眺めているだけだった。Kitahochoujyou こんなに素晴らしい天気の日に、ここに来られたことをあらゆるものに感謝する。(写真8 槍ヶ岳 ))

 北面直下の「北穂高小屋」を訪ねた後、再び頂上に戻り、この素晴らしい展望を目に焼き付ける。北に大きく切れ落ちた大キレット越しの槍ヶ岳、遠方には黒部川源流の山々と立山、東から南へは前穂高岳北尾根、奥穂高岳などの岩峰群、西の足もとを覗けば急峻な滝谷など。(写真9 前穂高岳Yarigatake2

 9:30、往路を下山する。中高年登山者の事故の大半は下山時に起きるという。我々70歳代トリオは慎重に足もとを踏みしめ下る。何箇所も後ろ向きに下る。転落の危険のない処まで降りてきてホッと一安心。Maehotakatake お花畑では心いくまで写真を撮る。涸沢小屋に着いてみると、登りより下りの方が時間を要していた。

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「北穂高岳」 山歩き(1)

Kappabasiyori 17日、あさ6:00、さわんど温泉の旅館「湯の花莊」の前のバス停から乗車、25分で「上高地」に着く。6:30、勇躍スタート、明神、徳沢、横尾、と梓川の上流に向かう。「河童橋」から穂高連峰の一部が綺麗に見える。頂上は朝日に輝いている。今日も快晴だ。(写真1)

 Byoubuiwa 9:10、「横尾大橋」を渡り、横尾谷に入る。ここから登山道らしくなるが、相変わらず勾配は緩く、平地を歩いているようだ。横尾岩小屋跡を通過して、道は河原から右手の斜面を一段上がり、平坦な樹林帯の道を行く。左に「屏風岩」の大岩壁が迫ってくる。(写真2)

 Hontanibasi 10:24、吊橋の「本谷橋」を渡る。河原で遊んでいる人や休んでいる人が20人ほどいる。我々もここで休憩、昼食のおにぎりを一個食べる。(写真3 本谷橋の上流奥に見えるのは北穂高岳

 ここから急な登りが始まる。石段を登ってダケカンバの林の中をジグザグに進む。屏風岩の裾を左へ回りこむように高度を上げていく。屏風岩下のガレ場を「落石注意!」しながら横切る。再びダケカンバの林に入り、抜け出ると、「Sガレ」に出る。奥穂高岳がドカンと見えてくる。感激!(写真4)Okuhotakatake

 ナナカマドやイタヤカエデの潅木帯を進む。それから沢に沿って石のゴロゴロした道を登る。所々に雪が残っている。涸沢小屋と涸沢ヒュッテとの分岐に着く。我々は右へ、キャンプ指定地を通って、目の前の「涸沢小屋」を目指す。(写真5 涸沢ヒュッテの向こうに涸沢カールが見える。正面は吊尾根、左は前穂高岳)

 Karasawakaru 風景や野草の写真を撮りながら歩いて、13:00に涸沢小屋に着いた。上高地から16km、6時間30分の行程だった。70歳代の老人にとっても楽な行程だった。「涸沢小屋」で受付を済ませ、荷物を置いて空身で、奥穂高岳への登山道を少し登ってみる。

 Maehotakatake モレーンの道は、最初は高山植物の花が咲いていたが、そのうち石のゴロゴロした道となり、急坂となってきたので、そこで引き返した。涸沢小屋に戻って、バルコニーで生ビールを飲みながら前穂高岳北尾根の頂が夕日に染まり、モレーンが陰に沈んでいくのを、幸福感に浸りながらぼんやり眺めていた。(写真6)

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半世紀ぶりの「美ヶ原高原」

Utukusigahara 今年の夏の遠征は、70歳代トリオで「北穂高岳」に登ることにした。当初8月4日出発の予定を、悪天候のため16日出発に変更した結果は、絶好の快晴に恵まれた4日間だった。

 16日は、さわんど温泉の旅館「湯の花莊」に泊まる計画である。
 
 道中、「美ヶ原高原」に寄った。(写真1)

 Kujyakuchou 私にとっては53年ぶりの訪問である。大学1年生の時、級友のH君の岡谷市の実家に泊まり、美ヶ原に遊びに来たことを思い出す。それまで、生まれ育った京都周辺から出たことがなかった私の初めての大遠征だった。その時は、日本列島の随分北の方まで来た気がしたことを明確に覚えている。(写真1)

 Matumusisou それまで、図鑑でしか見たことのなかった憧れの蝶「クジャクチョウ」や「キベリタテハ」が、あちこちに何頭も飛んでいるのを見て、大いに感動したのを、昨日のことのように思い出す。今日は、蝶の姿はまったくなかった。(写真2 クジャクチョウ)

 「牛伏山」の頂上からは360度見渡せる。快晴だ。遠くの山稜は霞んでいる。風が心地よい。あたり一面に「マツムシソウ」が咲いている。(写真3)

 旧盆最終日の日曜日だったが、道路はすいており、沢渡温泉には16時まえに着いた。

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